2015 7月
「爪に物が当たると激痛が走る。冷たい水に触ると同じように痛む。」このような状態が長年続き悩んでおられる方も多いと思います。 そのような方は、先ず爪の甲をよく見てください。爪の甲は一般的には乳白色から… ▼続きを読む
腱鞘炎(4)〜指の腱鞘炎の治療〜(2015.07.16更新)
今回は、指の腱鞘炎の治療について考えてみたいと思います。 ごく軽度のもの ごく軽度の場合は安静や、指の軽度のストレッチで治ることもあります。 軽度のもの この場合は、先ずNSAIDs(消炎鎮痛… ▼続きを読む
指の腱鞘炎 前回は手首の腱鞘炎についてご説明しました。一方、腱鞘炎と言うと皆さん「指のこと」を思い浮かべることと思いますが、はやはり最も多いの指の腱鞘炎でだと思います。 症状 意外とバリエーショ… ▼続きを読む
前回は腱鞘の構造と、腱鞘炎の起こる位置について解説しました。そこでも書きましたが簡単に言いますと、腱鞘炎は腱鞘と腱の摩擦に起因する炎症です。 そのため腱鞘炎が起こる場所は限られてきます。最も多いのが… ▼続きを読む
腱鞘炎は狭窄性腱鞘炎とも呼ばれますが、いったい何がどのように狭窄しているのでしょうか。その前に、そもそも「腱鞘」とは何でしょうか。 筋肉と腱の構造 一般に筋肉は関節を介在して骨と骨に付着し、収縮に… ▼続きを読む
前回は感染性粉瘤に切開排膿を行い、その後炎症が治まってキズがふさがるところまでを解説いたしました。 このとき、キズはふさがっても袋が残ります。つまり、排膿はあくまでも中身だけが出るのであり、そのまわ… ▼続きを読む
粉瘤はアテロームともいい、皮膚に出来る良性腫瘍の中でも、とてもポピュラーなもので、皮膚のドーム状の盛り上りとして触知されます。さらによく見てみると、ドーム状の盛り上がりの頂点には小さな点状のくぼみが見… ▼続きを読む
デュプイトラン拘縮の手術の実際についてご説明いたします。手術術式についてはいくつかの方法がありますが、今回は当院で行っている方法についてご説明いたします。 肥厚した手掌腱膜の切除 肥厚した手掌… ▼続きを読む
前回はデュプイトラン拘縮の病態についてご説明しました。そして、適当な時期に手術をしないと、関節自体が固まってしまい、その段階で手術をしても指が曲がったままになってしまうことがあることもご説明致しました… ▼続きを読む
どんな症状? 「手の平にしこりが出来た」「手の平が硬い」「手の平がひきつれる」「手の平の索状物」「手の平にスジが浮き立つ」「だんだん指が曲がってきた」「指が伸びない」等の訴えで来院される方が多い疾患… ▼続きを読む
肥厚性瘢痕の治療 肥厚性瘢痕の大部分はミミズ腫れのような形をしています。一方、深いやけどの傷跡などは地図状の膨らみになります。何れの場合も、治療の第一歩は切除です。 大きな地図状の肥厚性瘢痕の場合… ▼続きを読む
「瘢痕拘縮」について 瘢痕の長軸方向への引っ張りの力が加わると。肥厚性瘢痕になりやすいことは先述しましたが、さらにやっかいなことに肥厚性瘢痕自体に収縮する性質があります。(線上の瘢痕でなく面状の瘢痕… ▼続きを読む
例として、ホクロの取り方を考えてみます。 よく「レーザーで取ってください」と言われますが、おそらく、レーザーという聞こえのよい言葉から、まるで消しゴムで消したかのように跡形もなくなってしまうことを… ▼続きを読む
肥厚性瘢痕 キズの両側の正常な皮膚を押し出すように幅が広がってゆき、半年ほど経過しても盛り上がりがとれず赤いままで、かゆみや痛みを伴う瘢痕を肥厚性瘢痕と言うことを前回ご説明いたしました。今回はこの肥… ▼続きを読む
それでは今回は前回の続きです。瘢痕組織が主にコラーゲンの繊維でできていることは前回書きました。しかし、それ以外の汗腺や皮脂腺等の正常な真皮の構成要素がないために、表面の質感の違いが起こり、結果として傷… ▼続きを読む
手術の後、「傷跡は殘りますか?」と聞かれることはよくあります。少なくとも皮膚をメスで切ったり、レーザーで焼いたりすれば傷跡は必ず残るものなのです。ですから先ほどの質問には必ず「傷跡は残ります」とお答え… ▼続きを読む