多形滲出性紅斑

多形滲出性紅斑

親指の頭ぐらいで、輪郭が二重で丸く的のように見える赤い発疹で、いろいろな場所に生じます。軽症例は春から夏にかけて、若い女性にみられる事が多く、手の甲や下腿に発疹がみられ、多少の痒みはあるものの発熱等は認められません。一方、重傷例では発疹が全身に多発し、発熱を伴います。さらに重傷化すると、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死(TEN)となり、生命を脅かします。この場合は速やかに入院施設のある総合病院を緊急受診する必要があります。