脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎

乳児、思春期、壮年期に多いと言われます。皮脂の分泌の多い部分に発症し、皮膚の常在真菌であるマラセチアが症状悪化の原因であると言われています。乳児では生後2週ほどしてから、毛の生えた部分やおでこに、黄色味がかったカサブタのようなものが付着します。これは丁寧なケアによって一年以内に軽快します。思春期以降や大人の場合は、フケの増加や髪の生え際、鼻の横の頬などが赤くなります。治療は皮膚の清潔を保ち、抗真菌薬の入ったシャンプーを使います。外用薬は抗真菌薬やステロイド軟膏、ローションですが、慢性化して治りにくい疾患の代表でもあります。光線療法の効果が認められています。